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就職活動日記 油断編
★ 3/7(水)  やる気のないまま受けてしまった面接  〜東京L社選考


 この日は東京L社(家電専門店)の面接。

 この頃、東京C社からは良い評価を頂いたばかり。また、3月初めに受けた名古屋A社の3次選考も、今でこそ「不出来だった」と冷静に判断しているものの、当時はやはり「内定に近づきつつある段階なのだから、ぜひ受かっていてほしい」との心境から、悪夢よりは良い結果を期待してしまう状況でした。

 このように、東京C社名古屋A社が心持ち順調に進んでいたうえ、小売・流通業がもともと第3志望以下だったこともあり、東京L社の面接対策(志望動機・入社後のビジョンなど)は、かなり疎かにしてしまいました。

 さて、選考本番。面接に先立って、性格検査みたいなものがあり、その後 呼ばれた順に面接を行っていくという形式でした。面接室は同じ部屋に4つのテーブルがあって、1対1の面接を同時に4ヶ所で行えるようになっていました。というか、他のテーブルでの面接の声が交じって、非常にやりにくい面接でした。

 それなりの回答ができたかなと思えた質問は、

面接官: この業界は競争が激しく、勝ち残っていくのも厳しいわけですが、(L社)は今後どのように他社と差別化を図っていくべきだと考えますか?

というもの。
 私は、他の学生があまり言わなさそうなことを言おうと思い、思いつきで

sakam21: 御社は、デジタル・コンピュータ・楽器など、それぞれの店舗に専門特化しているのが特徴ですから、他社との差別化ばかりを意識するのではなくて、L社どうしで各店舗間の差別化をするようにし、それをもって他社との違いを強調するべきだと思います。

と回答するのが精一杯でした。

 これ以外の質問は、自分なりの回答が全くできませんでした。たとえば、「L社のイメージは?」との質問に、会社案内の記述をそのままなぞったような回答しかできなかったことなど。

 そして、案の定「最後に当社に関して何か質問はありませんか?」との質問。それまでの質問に対する回答の具合から、自分でもほぼ受かる見込がないと認識していたので、敢えて店舗の問題点を指摘するという賭けに出ました。相手にとっては気分の良いものではないかもしれませんが、「将来の社員として細かいところに気を配り、良い店舗作りに貢献してくれる奴だ」と判断してくれれば、逆転もあり得るかもしれないとわずかな望みに賭けたのです。

 こんなに落ち着いて望めた面接は始めてでしたが、緊張感のなさすぎる、やる気のない態度で面接を受けるのは、やはり考え物だなと反省しています。


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